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温泉の連泊、どう過ごすか|湯めぐりと湯治は別だった。私の3つの型

「私の温泉めぐり地図」と書かれた、温泉マークを配した日本地図のイラスト からだと暮らし

温泉が好きでよく連泊で温泉旅をする。でも私の泊まり方はちょっと変わっているかもしれない。豪華な旅館ではなく、あえてビジネスホテルに素泊まりして、日ごとに日帰り温泉へ通うスタイルだ。

なんでそんな旅にしているのか。私の温泉旅のやり方を書いてみる。

そしてずっと、自分の連泊の形がちゃんとできていない気がしていた。体は整うのだけれど、思っていた「湯治」にはなっていない気がする。

その正体が、最近やっと分かった。

湯めぐりと湯治は、別のものだった

昔からの湯治は、同じ湯に何日も通うものだ。

湯治とは何か|二十一日間の入り方と、私が知った昔からの考え方

それに対して私がやっていたのは、日ごとに別の湯に入ることだった。

1日にひとつの施設で、3時間くらい入る。1泊目はここ、2泊目はあそこ、というふうに日で変える。

だから入る回数は少ないけれど、1回が長い。3時間しっかり入れば、体はちゃんと変わる。

違うのは、お風呂に入っていない時間のほうだった。

湯めぐりは車の移動が続く。だから湯治のようにゆっくりする時間がない。お風呂以外の時間は、自然と観光寄りになる。

どちらもいい。良い悪いではなくて、別のものだったというだけだ。それが分かっただけで、私はすっきりした。

連泊には、3つの型がある

そう気づいてから整理してみたら、連泊のやり方は3つに分かれた。

泊まり方お湯
型A|湯治自炊できるかけ流しの宿に連泊同じお湯に、短く何度も
型B|通う湯治安く泊まって、同じ施設に何度も通う同じお湯に、何度も
型C|湯めぐりビジネスホテルに素泊まりして、日ごとに別の日帰り温泉へ日ごとにちがうお湯に、長く1回

私がずっとやってきたのは型Cだった。そして今回はじめて型Aをやってみて、違いがはっきり分かった。

順番に書いていく。

型C|ビジネスホテルに素泊まりして、日ごとに日帰り温泉へ

まず、これまでやってきた型Cから。

旅館の豪華なごはんはもちろん嬉しい。でも毎晩続くとどうしても食べ過ぎてしんどくなってしまう。体を整えに行っているのに胃が疲れてしまったら本末転倒だ。

だからビジネスホテルの素泊まりにして食事は自分で軽めに調整する。これだけで体がずっと楽になる。

それに宿泊費を抑えられるぶん、いろんな温泉に入れるし交通費にもまわせる。(もちろん、たまには旅館でのんびりも好き。でも“連泊して温泉を巡る”ときは、ビジネスホテルを組み込むのが私には合っている。)

私の連泊温泉旅、一日の流れ

:まずは朝シャワー。自律神経をオンにして、一日を始める。

:日帰り温泉へ。1日ひとつの施設に、3時間くらい。あつ湯、冷たいお湯、温冷浴……その日の体調と気分でゆっくり入る。

食事:食べ過ぎないように、自分で軽めに調整。

:ビジネスホテルでゆっくり休む。次の日にそなえてしっかり睡眠。

こんなふうに自分のペースで体を整えていくのが私の温泉旅だ。

▷ 温泉と水風呂での「整い方」はこちらにまとめた → 更年期の「整う」は温泉と水風呂で|サウナが苦手な50代がたどり着いた温冷浴のやり方

これまで巡ってきた温泉

街なかで気軽に立ち寄れるお湯
湊山温泉六甲おとめ塚温泉(神戸)/仁左衛門の湯(京都)/湯の華廊(尼崎)/鈴鹿さつき温泉(三重)

1泊2日のモデルコース
三重・湯めぐり1泊2日モデルコース|関宿の朝さんぽと、かけ流しの三湯

ひんやり個性派・湯治系
蒲生野の湯(滋賀)/不動温泉(京都・ラドン)

泊まりでじっくりも
花山温泉(和歌山)/湯の山温泉 グリーンホテル(三重)/小浜温泉(長崎)/玉造温泉(島根)/草津温泉(群馬)/渡鹿野島(三重)

ビジネスホテルの選び方・予約のコツ

連泊の準備でいちばん面倒なのが、宿探しだと思う。

温泉をどこにするか、一日目の夜は何を食べるか、寄りたい店、行きたい観光地。調べたいことがたくさんある中で、ビジネスホテルは一番あとまわしにしたくなる。どこも同じに見えるし、決め手がないからだ。

だから手順を決めてしまうと楽になる。私はこうしている。

  1. じゃらんか楽天トラベルで駅名を入れる(「和歌山駅」など)
  2. ビジネスホテルで絞る
  3. 「料金が安い順」に並べ替える
  4. 上から順に、駅からの距離と口コミだけ見る

これでその日いちばん安い宿が上に並ぶ。迷う時間がなくなる。

選ぶときに見るのはこんなところ。

  • 温泉や観光地へ行きやすい場所か(駅近だと動きやすい)
  • 素泊まりプラン・連泊割引があるか
  • 連泊でも気楽に過ごせるか

楽天トラベルなら「素泊まり」「連泊」で絞り込んで探せます。楽天トラベルでビジネスホテル(素泊まり)を探す

じゃらん派の方はこちらから:じゃらんでビジネスホテルを探す

車で温泉を巡るならレンタカーを組み合わせるのも便利です(こちらも楽天トラベルで予約できます)。

値段の目安も書いておく。地方都市の駅前なら、素泊まり3,000円台からある。

そして温泉宿の素泊まりは1万円を超えることが多い。たとえば和歌山の花山温泉は、素泊まりで12,000円ほど。同じ和歌山駅のまわりのビジネスホテルなら3,000円台から泊まれる。外に泊まって通うほうが、同じお金でずっと何度も入れる。

▷ その花山温泉のこと → 和歌山・花山温泉|関西最強の炭酸泉は、温まるのに頭がのぼせなかった

※値段はその日によって変わります。ここに書いたのは目安なので、行く日で調べ直してください。

型A|自炊できる、かけ流しの宿に連泊する

今回はじめてやってみた形だ。伊豆のキャンプ場のコテージに2泊した。ベランダに源泉かけ流しのお風呂がついていて、キッチンもある部屋だった。

結果からいうと、2泊3日でお風呂に16回入った。

▷ そのときの話 → 2泊3日でお風呂に16回|部屋に温泉がある宿で、はじめての湯治

16回も入れた理由は、はっきりしている。移動しなかったからだ。

型Cだと、1日にひとつの施設で3時間。それはそれで満足なのだけれど、お風呂を出たあとは移動と観光になる。

ホテルや部屋にお風呂があると、その時間が全部、休む時間になる。

部屋にお風呂があると、思いついたときに入れる。ごはんの前に入る、食べたあとに入る、昼寝の前に入る。それだけで回数が何倍にもなった。

そして同じお湯に何度も入ると、一回では分からなかったことが分かる。私は3回目くらいで、肌がしっとりしてくるのに気づいた。

型Aの宿は、こう探す

探すときに見るところが、型Cとは違う。

  • キッチンがあるか。そして何がないかも大事。うちが泊まったところはIHコンロだけで、鍋も食器も洗剤もなかった
  • 冷蔵庫があるか。なければクーラーボックスを持ち込むことになる。連泊だとここが効いてくる
  • お風呂に24時間入れるか。これが回数を決める。時間が決まっていると型Cと変わらなくなる
  • 素泊まりプランがあるか。連泊割引があるか
  • お湯の扱い。加水・加温・循環・消毒の4つ。同じお湯に何度も入るからこそ、ここは見ておきたい

▷ お湯の扱いの見方はこちら → 源泉かけ流しの見分け方|19か所を自分で調べて分かったこと

▷ 泊まった施設のこと → 伊豆・河津七滝オートキャンプ場|子連れ・犬連れで泊まった、ベランダ源泉かけ流しのコテージ

型B|安く泊まって、同じ施設に通う

これはまだやっていない。でも、できそうだと思っている形だ。

日帰り温泉には回数券があるところが多い。私がよく行く京都の仁左衛門の湯にも、11回分の回数券がある。有効期限はあるけれど、そのぶん安くなる。

11回と聞くと多く感じるけれど、夫婦で分ければ5〜6回だ。近くに安く泊まれる宿があれば数泊して同じ施設に5回通うということもできる。

これなら同じお湯に何度も入れる。型Aと同じことが、部屋にお風呂がなくてもできることになる。

気になっている宿

伊豆から帰る途中、道の駅「伊豆のへそ」で看板を見つけた。HESO HOTELという宿が併設されている。

調べてみたら、こう書いてあった。

  • 素泊まりで4千円前後から
  • 宿泊者専用の温泉が、pH10.3の強アルカリ性
  • 源泉46℃。加温なし・加水なし・添加物なし
  • 貯湯タンクを通さず、ポンプから直接浴槽へ

道の駅の中なので、食材も買える。型Aの条件にかなり近い。

※ここには泊まっていません。看板を見て調べただけです。行ったら書きます。

どれを選ぶかは、目的で決まる

3つのうちどれがいいという話ではないと思う。何をしに行くかで変わる。

  • 体をしっかり整えたい・湯治をしたい……型Aか型B。同じお湯に何度も入る
  • いろんなお湯を知りたい・その土地を見たい……型C。移動する前提で組む
  • 迷ったら……1日目は湯めぐり、2日目以降は動かない、という混ぜ方もできる

私はこれからも型Cをやると思う。知らないお湯に入るのは、やっぱり面白い。3時間じっくり入るのも好きだ。

そのうえで、型Aも増やしていきたいと思っている。

違うのは、お風呂以外の時間をどう使うかだ。観光もしたい旅なら型C。お湯と休息だけにしたい旅なら型A。それが分かっただけで、宿の選び方が変わった。

もっと長く滞在したい人へ

もっと長く湯治のようにゆっくり滞在したい人は、宿に素泊まり・連泊割引・自炊できる部屋(キッチン付き)があるかを予約のときにチェックするのがおすすめ。食事つきの宿でも素泊まりプランがあることが多く連泊だと割安になることもあります。


豪華じゃなくても自分の体にちょうどいい温泉旅。食べ過ぎず、お金をかけすぎず、ゆっくり体を整える。これが今の私の温泉旅のかたちです。

※この記事は個人の体験・感想をもとにしています。温泉の効果・効能には諸説あり、感じ方には個人差があります。

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