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神戸・湊山温泉|薪で沸かす27℃の冷泉と、高温風呂は最初に入るという発見

神戸の湊山温泉の外観イラスト 朝五時営業のレトロな温泉入り口 温泉のある場所

更年期はぬるいお湯にゆっくり入るのが良いとよく言われる。でも私には、それだけでは足りなかった。

そんなときに出会ったのが、神戸にある湊山温泉(みなとやまおんせん)だ。ここで温度を変えながら入ることで、体の巡りが変わる感覚を知った。

更年期にぬるま湯が良いと言われる理由

更年期は乱れがちな自律神経のバランスを整えることで、ホットフラッシュや不眠、冷えを改善できるのだそうだ。女性ホルモンの減少により自律神経が乱れやすいため、ぬるま湯にゆっくり浸かってリラックスすることで副交感神経が優位になり、自律神経の乱れを整える。

副交感神経の優位な状態を作ることが不調の改善になるとされているのだけれど、私に合うのはそれだけじゃなかった。温度差のある入り方のほうが、私の体には効いたのだ。

薪で沸かす、消毒なしの冷泉

  • 源泉かけ流し(消毒なし)
  • 泉質:ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
  • 源泉温度:約27℃(冷泉)

ここの温泉の特徴は、源泉が冷泉だということ。その冷泉を薪で沸かして、一切循環させないこだわったお湯だ。循環させないから消毒もなしで入らせていただける。お湯も毎晩完全に抜いて清掃してくださっているそうで、感謝しかない。

湊山温泉は色々な温度で入れる

  • 高温浴槽
  • 主浴槽
  • ぬるま湯
  • ジャグジー
  • 源泉水風呂

サウナと水風呂はないけれど、色々な温度の浴槽があるのでゆっくりと楽しませてもらえる。

見た目で効きそうと感じるお風呂

床や浴槽は温泉成分で茶色く覆われ、お湯はほんのり茶褐色。平清盛も湯治した温泉といわれていて、800年以上も沸き続けているのだそうだ。炭酸ガスを含んだ独特の香りがある。

温泉に慣れていない方は少し驚くかもしれない見た目だけれど、私はこういう視覚でも体に効きそうと感じる温泉が好きだ。慣れていない最初の頃、夫は「茶色い湯は汚く見えるなあ」と気にしていたのに、今では「この色が効いてる気がする」と、まったく逆のことを言うようになった。

湯量がとにかく豊富で常にお湯が流れ続けているため、清潔感もある。

最初に高温風呂へ、がポイント

高温風呂がある温泉は、高温風呂から入るべし。体が温まってから入ろうとすると、驚くほど熱く感じてしまって心地よく入れない。だから一番最初に入って、熱さを堪能するのがいい。

特にここの高温風呂はしっかり熱いので、体が温まってから入ると、頭の中に「窯茹で」という言葉が浮かんでくるほどの熱さを感じる。この経験から、高温風呂は必ず一番最初に入るようになった。

温度を変えることで、ゆっくり芯から温まる

  • 高温浴槽で熱さを堪能する
  • 主浴槽でなじませる
  • 冷泉で軽く冷やす

最初はこんな感じで入って、あとは体の感じる温度に合わせて主浴槽、ぬるま湯浴槽、冷泉浴槽を繰り返す。

色んな温度で入ると、芯からしっかり温まるまでゆっくり入っていられるし、体もほどよく疲れるので夜の睡眠の質も上がる。一般的には更年期はぬる湯を推奨されるけれど、最初に書いたように私はこの温度差のある入り方のほうが体に合っていると感じている。

▷ 今の私の温冷浴のやり方 → 更年期の「整う」は温泉と水風呂で|サウナが苦手な50代がたどり着いた温冷浴のやり方

冷泉は水風呂より入りやすい

ここの大きな特徴が、源泉が27℃の冷泉だということ。一般的な水風呂は15〜18℃くらいだけれど、ここの冷泉はかなり優しい温度だ。そのため水風呂が苦手な方でも入りやすいと思う。

冷泉の源泉温度は25℃未満なので、温泉によってはもっと冷たかったり温かかったりと違いはある。ここは程よい優しい温度だといえると思う。

▷ 水風呂が苦手な方はこちらから → 私の水風呂の入り方|温泉で体を芯まで冷やす温冷浴のやり方

お風呂の中で感じた人の温度

この温泉は阪神大震災を経験した場所でもある。初めてお邪魔したとき、お風呂の中で聞こえてきた会話が印象的だった。

「寒くてドロドロでつらかった時に、無料でお風呂を開放してくれた」「とぼとぼ歩いてきた時のことは忘れられない」「お湯に入って、どれだけホッとできたことか」

そんな会話をおばあさんたちがされていた。ちょうどその頃が石川県の能登半島地震があった時だったので、そんな会話が聞こえてきたのだと思う。

能登半島地震についても色々話されていて「石川の人が大変な時にお風呂なんてと思ったんだけど、自分のできることはさせてもらって、感謝を忘れずに自分の人生を生かせてもらうことも大事だと思って来た。ほんと今の環境に感謝することと、出来ることはさせてもらうっていう気持ちは忘れたらアカンと自分に言うて来たよ」と、深い話をされていた。

この会話は、被災された方だからこその会話なんだなと、横で聞かせてもらっていた。

更年期の体と温泉の向き合い方

更年期の体はとても繊細だ。温泉に慣れている人とそうでない人でも入り方は変えなくてはいけないだろうし、体調や体質にもよると思う。本当に人それぞれなので、自分に合う入り方をゆっくりと見つけていくことは大切だと思う。

私も自分なりの入り方を、この先どんどん見つけていくようになる。

湊山温泉は温度の選択肢が多いので、自分の体調に合わせて入るのにとても良い温泉だ。更年期で体の変化を感じている方にこそ、一度試してほしい場所。お湯がとても良い、薪炊き、消毒なし、源泉かけ流し、色々な温度のお風呂がある。ありがたい温泉だ。

湊山温泉のHPはこちらです

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遠くから来るなら、泊まりはビジネスホテルが便利

遠くから湊山温泉に来るなら、神戸のビジネスホテルに泊まるのもおすすめ。実は私は、温泉を巡って連泊するとき、あえてビジネスホテルにして素泊まりにすることが多い。

お宿の豪華なごはんが続くと、どうしても食べ過ぎてしんどくなってしまうから。素泊まりにして食事を自分で調整できると、体がずっと楽だし、宿泊費も抑えられる。そのぶん、いろんな温泉に入れるのもうれしい。

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▷ こんなふうに連泊で温泉を巡っています → 温泉の連泊、どう過ごすか|湯めぐりと湯治は別だった。私の3つの型

▷前の話 お風呂の水圧って体にどう働く?|温熱・水圧・浮力と、立ち風呂の水圧は約2倍

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施設データ

  • 泉質:ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。兵庫県の観光公式サイトでは「炭酸水素塩・塩化物泉」、炭酸ガスを含むと紹介されている
  • 源泉温度:公式サイトに「約27℃」とある。26.8℃という数値も見かけるが、出どころを確かめられていない
  • pH・湧出量:pH6.33/毎分150リットルという数値があるが、公式にも県の観光サイトにも記載がなく、出どころを確かめられていない(未確認)。次に行ったときに現地の分析書で確かめます
  • 自噴:公式サイトに「堀削自噴源泉」とある。掘って自分で噴き出している源泉
  • 加温:あり。公式サイトに「湧出温度が約27℃と低いため、薪炊きで源泉を加熱」と明記。兵庫県の観光公式サイトにも「毎朝、一から薪で沸かして浴槽に注ぐ」とある
  • 加水:記載を見つけられなかった(未確認)
  • 循環ろ過:なし。兵庫県の観光公式サイトに「浴槽に入れた源泉を循環させて戻すことは一切しません。水風呂も含めすべてかけ流しです」と明記
  • 消毒:なし。公式サイトに「消毒なしの全て源泉かけ流し浴槽」と明記
  • 似ているお湯:六甲おとめ塚・仁左衛門の2号泉・蒲田の黒湯・奈良の金剛乃湯と同じ「炭酸水素塩+塩化物」の系統で、ここにはカルシウムも入る。この系統で私が入ったのは5か所目。同じ泉質なのに、源泉の温度と沸かし方で全部違うお湯になる
  • 色:ほんのり茶褐色。床や浴槽が温泉成分で茶色く覆われている
  • 香り:炭酸ガスを含んだ独特の香りがある
  • 浴槽:源泉水風呂・ぬるま湯・ジャグジー・主浴槽・高温浴槽の5つ。いちばん奥の丸い浴槽が46℃の高温(兵庫県の観光公式サイト)。26℃から46℃まで、全部が源泉かけ流し
  • 水風呂・サウナ:サウナはなし。源泉水風呂が26℃前後なので、水風呂の役割はそちらが果たす
  • 浴槽の深さ:未確認
  • 料金:中学生以上800円(朝5時〜8時は600円)/小学生230円(土日は100円)/幼児無料
  • 営業時間:5時〜23時30分(最終入店23時)(公式サイト)
  • 定休日:水曜。祝祭日の水曜は通常営業で、翌平日が休み(公式サイト)
  • アメニティ:未確認
  • 駐車場:無料・28台(兵庫県の観光公式サイト)
  • 犬:不可

※源泉温度・加温・消毒・営業時間・定休日は公式サイト、循環ろ過・浴槽・駐車場は兵庫県の観光公式サイトで、いずれも2026年9月に確認したものです。出どころを確かめられなかったものは、そう書いています。料金や設備は変わることがあるので、おでかけ前に公式サイトでご確認ください。「未確認」は、次に行ったときに現地で確かめます。

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