一番つらかった時期に行ったのが玉造温泉でした。
この旅行で入ったお風呂がその後の更年期との向き合い方や、温泉との距離感を大きく変えることになります。
泊まった宿の名前も部屋の様子も、食べたものも正直ほとんど覚えていません。
家族に聞いて「玉造国際ホテルだったよ」と教えてもらいました。
あとからHPを見ても「こんなところだったんだ」と驚くほど記憶がありませんでした。
こんなに覚えていない旅行もあるんだと不思議に思います。
それなのにーー
ひとつだけはっきり覚えていることがあります。
お湯に浸かっている自分の姿と、冷えが取れて体が楽になったという感覚。
思考より先に体が反応していた。
今思うとそんな温泉体験でした。
玉造温泉のお湯に入って体に起きていたこと
玉造温泉に着いた時、正直特別な期待はありませんでした。
自分の意志で来たのでもなかったし、家族の思いやりを断れずに来ただけだったので。
お風呂も「来たからには入っておこう」そのくらいの気持ちでした。
熱さを強く感じなかった
玉造温泉は一般的に湯温が高めと言われています。
でもその時の私は「熱い」「長く入れない」そんな感覚はありませんでした。
芯まで冷えていた体にじわっと染み込んでいくような不思議な心地だったことだけを覚えています。
それなのに体は楽だった
これまで温泉に行くことはほとんどなく、入るとしてもいわゆるスーパー銭湯でした。
「温泉=気持ちいい」くらいの認識しかなく、体がどう変わるかなんて考えたこともありません。
それなのにこの時は違いました。
楽だなという感覚だけが静かに残っていました。
冷えが戻らなかった夜
その日の夜はいつものように冷えが戻ることはありませんでした。
布団に入るとすぐにウトウトして久しぶりにぐっすりと朝まで眠れました。
夜の時点では「温泉が効いている」などと思っていたわけではありません。
ただ体がほぐれてリラックスしている、そんな感覚でした。
覚えていなのに体だけが覚えていた
不思議なのはこの温泉旅行のほとんどを覚えていないことです。
建物の雰囲気も、部屋の広さも、食事の内容も、写真を見て初めて知るような状態でした。
それなのにお湯に浸かっている感覚と体が楽だったことだけははっきり覚えている。
「こんなこともあるんだな」
あとからHPをみながらそんな風に思いました。
後から知った玉造温泉の泉質
家に帰ってから玉造温泉のお湯について調べてみました。
玉造温泉は保湿力が高いと言われる塩化物泉を含むお湯。
肌の表面に幕を作り、温まった体を冷ましにくくする性質があるとされています。
その時の私はもちろんそんな事は知りませんでした。
ただ冷えが戻らなかったことの記憶で、後から「あれは、塩化物泉の湯だったから温まったのかもしれない」そう思いました。
記憶より体の反応のほうが確かだった
チェックアウトする頃には気力が戻っていて、そのまま出雲大社に足をのばすことが出来ました。
初めて訪れた出雲大社の厳かな空気。
そのあと立ち寄った石見銀山ですこし歩いたこと。
細かいことは覚えていなくても「楽しかった」という感覚だけは残っています
今振り返ると玉造温泉で起きていたのは治ったでも効いたでもなく「体が温まってほぐれていた」そんな変化だったのかもしれません。
お湯の温度だけではない色々な事が、私の体に大きく関わっていたことにこの時はまだ気づいてはいませんでした。
次は温泉で感じた「水圧」という事についてもう少し掘り下げて書いていきます。
泊まったホテルについて
今回泊まったホテルは玉造国際ホテルでした。
正直、滞在の記憶はほとんど残っていませんが、場所や泉質の参考として公式サイトを貼っておきます。
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