温泉で体の調子が整ってきた話を同級生の友達にしたら、「私も温泉に行きたい。いい温泉がわからないから教えて」と言われた。
「じゃあ一緒に行ってみる?二人で旅行なんて高校の卒業旅行ぶりだよ」
そんな話になって、奈良の五條市にある金剛乃湯リバーサイドホテルに一泊することにした。
奈良駅でお昼を食べてから出発
チェックイン前に奈良駅近くの商店街でお昼ご飯。
ぶらぶらしながら食べて、そのままホテルへ向かった。チェックインしてすぐ、まずはお風呂。
金剛乃湯は独特の香りがするお風呂だった
お風呂の名前は「金剛乃湯」。
入ってすぐ、独特の香りがした。あとで調べてわかったのだが、このお湯はナトリウム-塩化物炭酸水素温泉といって、地下1,300mから汲み上げた天然温泉100%。塩分が含まれているので、あの独特の香りがするのだそうだ。
じんわりとよく温まるお湯で、入浴後も湯冷めしにくい。肌もなんとなくしっとりした感じがした。
友達が湯治のまねっこに挑戦
友達は湯治のことをほとんど知らなかったので、私の入り方を見ながら「まねする!」と言い出した。
ゆっくり温まって、水風呂へ。
「むりーーー!!」
大騒ぎだった。
「無理しなくていいよ、足だけでもいいよ」と言うと、おそるおそる足を入れて、
「みて、ここまで浸かれた!でもこれ以上はむりーー!」
と足首あたりで大はしゃぎしていた。そのリアクションがおかしくて、二人で笑いながらのお風呂になった。
夜は部屋でとことんおしゃべり
夕食のあともまたお風呂に入って、部屋に戻ってからは夜更かしでずっとしゃべっていた。
お互いに結婚して30年近くになる。夫婦のこと、これからの働き方、自分らしく生きていくにはどう方向を決めていけばいいか。長くいると円満なことばかりじゃないから、色々あったよねという話もした。でも雨降って地固まる、今は落ち着いたよねとお互いに笑えた。
学生のころのように夜遅くまでしゃべって、話すことで自分の考えが整理されていく感覚があった。あらためて、この人はこういう人だったんだと相手を再認識できた時間でもあった。
温泉は体だけじゃなく、気持ちも整えてくれる場所だと思った
私にとって温泉は体の調子を整えるための場所だけど、この旅でもうひとつ気づいたことがある。
ゆっくりとした時間の中でしゃべると、日常では出てこない話ができる。お風呂で体がゆるんで、気持ちもゆるんで、ふだん言葉にしないことが自然と出てくる。
温泉は体だけじゃなく、気持ちも整えてくれる場所なのかもしれない。
金剛乃湯リバーサイドホテルに泊まってみたい方へ
奈良・五條市にある温泉宿です。天然温泉100%の金剛乃湯のほか、露天風呂や大浴場「槙の湯」、ジェットバスも。
▶ 楽天トラベルで確認する ▶ じゃらんで確認する
▷前の記事:【温泉のある場所】アクアイグニス片岡温泉|冬の朝、空が変わっていく時間に心が溶けた
▷次の話:水風呂についてさらに深く掘り下げた話を書きます。

