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犬連れで伊豆をまわった|中型犬3匹で入れた場所と、歩きにくかった道

木陰の細い道の端で、中型犬3匹が座って待っている。3本のリードはそれぞれ別の人の手から伸びていて、道の奥を人が通り過ぎていく 温泉のある場所

中型犬3匹を連れて、伊豆へ2泊3日で出かけてきた。

コテージの板の間に並んで座る中型犬3匹
うちの3匹。コテージの床でくつろいでいた

犬連れで行ける場所を探すのは、いつも大変だ。とくに中型犬が入れるところは、かなり限られている。

でも今回は、行ったところ全部に、犬と一緒に入れた。

珍しいことだったので、記録として残しておく。

⚠️ これは2026年8月に行ったときの話です。犬の可否や条件は変わることがあるので、出かける前にそれぞれで確かめてください。

犬は来させてもらっている立場

犬連れのことを書く前に、私の考えを書いておきたい。

犬は、来させてもらっている立場だと思っている。

人ファーストが当たり前だ。狭い道では人が優先で、犬は人が通り過ぎるまで待つ。それが普通だと思っている。

絶対に犬ファーストではいけない。吠えたり、道の真ん中を堂々と歩いて譲らなかったり、そういうことをしてはいけない。

犬がいろんなところに行けなくなるのは、こういうマナーの悪さのせいだと思っている。

マナーを守っている飼い主にとって、マナーの悪い飼い主がいるのは本当に困る。行けなくなる場所が増えるし、犬連れというだけで嫌がられることも増える。それを嫌だと思っている飼い主の方も多いと思う。

そしてもうひとつ。中型犬や大型犬、多頭飼いは、それだけで目立つ。

目立つというだけでも、迷惑をかけていることなのかもしれない。それくらいに思っているほうが、ちょうどいいと思っている。出かけさせてもらって、いつもありがとうございます。

犬の飼い主がマナーを守って、犬が入れない場所が増えませんように。

この記事も、その考えで書いている。

中型犬3匹だと、問題は「入れるか」と「歩けるか」

小型犬なら、抱っこやカートで解決することが多いと思う。

でも中型犬3匹は抱えられない。だから犬連れで調べるとき、私が気にするのは「ペットOKか」だけでなく「その道を歩けるか」になる。

リードは一人が一匹ずつ持った。多頭飼いは一人で何匹も持つと横に広がって道の場所を取ってしまう。それは結局、犬ファーストの歩き方になって人に迷惑をかけることになる。

浄蓮の滝——ササッと見学

お昼ごろに着き、それなりに人がいてにぎわっていた。

浄蓮の滝。観光客がそれなりにいる
浄蓮の滝。お昼ごろはそれなりに人がいる

暑い時間帯だったけれど、ワサビが育つような場所なので、まだ涼しく歩けた。犬の足裏が熱くて困ることもなかった。

ただ、ここは狭い小道だ。そして人が多い。

浄蓮の滝の狭い遊歩道を犬と歩く
狭い道。人が多いので、犬が迷惑をかけないように歩く

中型犬だと、人が来るたびに犬を端に寄せて、通り過ぎるまで待つ。それを繰り返すことになるので、ゆっくりはできない。

でも、それでいいと思っている。狭い道は、人が先だ。それでも犬が苦手な方には迷惑をかけているのだから。

鮎を焼いているお店もあった。ガレージのあたりにもいろいろな店があるので、ゆっくり見るなら上のほうがいいと思う。

ここに来たのはお昼ごろだったので、人が多かった。同じ伊豆でも朝5時に河津七滝を歩いたときは、ほとんど人に会わなかった。

時間帯を変えるだけで、犬連れの歩きやすさはまったく違う。待つ回数が減るし、地面も熱くない。

河津七滝は早朝に歩くのがいい|初景滝から先が、本当の道だった

道の駅 伊豆ゲートウェイ函南——犬連れが多かった

道の駅 伊豆ゲートウェイ函南の建物
にぎやかで楽しい道の駅

にぎやかで楽しい道の駅だった。犬連れの人も多かった。

道の駅で買った塩わさびポテトと静岡限定のおにぎり
塩わさびポテトと、静岡限定のおにぎり

家族でつまみ食いに買ったのが、塩わさびポテトとおにぎり。ポテトはワサビの辛味がすごく合っていて、娘がお土産用に何個も買っていた。静岡限定のおにぎりもおいしかった。

ただこのあと、おにぎりを食べたことを後悔した。次に寄ったカフェのランチが、思っていたよりずっと量が多かったからだ。

黒玉テラス&Dog——店の名前に犬が入っている

ランチで寄ったのが、伊豆市門野原の「黒玉テラス&Dog」。店の名前に犬が入っている。

黒玉テラス&Dogの外観。「ペット同伴OK」と書かれた看板の前に犬が座っている
看板に「ペット同伴OK」。わんこメニューも載っている

看板にも「ペット同伴OK」と書いてあった。

犬連れはテラス席。暑いかなと思ったけれど、すごく涼しくて、暑さの苦痛はまったくなかった。

黒玉テラスのテラス席から見える田んぼと山の景色
テラス席からの景色。田んぼと山

景色も広々していて気持ちがよかった。田んぼと山。久しぶりにトンボを見た。

そして料理が来るまで、目の前の広場を犬と散歩していい。これは犬連れにはありがたい。待っている間がいちばん大変な時間だからだ。

犬用のメニューもあった。看板には、わんこワッフルと伊豆産ジャーキーと書いてあった。

ただ今回は頼まなかった。旅行中は食べるものが変わるし、犬も緊張している。そこにいつもと違うものを足すと、お腹を壊すことがある。旅先でそうなると犬も辛いし、こちらも大変で辛いことになるので。

私たちは日替わりにした。この日はチキン南蛮。

黒玉テラスのチキン南蛮の定食。生野菜がたっぷり
メニュー表の写真より、実物のほうが盛り沢山だった

メニュー表でも盛り沢山の写真だったのに、出てきたらもっと盛り沢山でびっくりした。生野菜の量が2倍くらい。

たいていはメニュー表のほうが量も多く、おいしそうに映っていることが多い。ここは逆で夫は生野菜の多さにすごく喜んでいた。

ランチについてくるドリンク
ランチにドリンクもついている

そしてここで、道の駅のおにぎりが効いてきた。寄り道が多いと、こうなる。犬連れだと寄れる場所を見つけたときに寄ってしまうので、食べる量の見当がつきにくい。

ちなみにこの店だけは、1匹だけ連れて行った。

富士山本宮浅間大社——マナーベルトをしてお邪魔した

帰る日に、夫が行きたいと言ったので寄った場所。犬も一緒に入れると書いてあることは確認済みだった。

富士山本宮浅間大社の境内
富士山本宮浅間大社

うちはマナーベルトを着けてお邪魔した。

最近は、マナーの悪さで犬が禁止になってきている場所があると聞いていた。させないとは思っているけれど、見た目として「マナーを守るつもりがある」と分かりやすいのも大事だと思ったからだ。

境内は町中にあって驚いた。もっと富士山の近くにあると思っていた。

浅間大社の湧玉池で足を浸ける
ここで少し足を浸けさせてもらった

でも足を浸けた水こそ、富士山だった。ここは湧玉池といって、富士山の雪解け水が溶岩の間から湧いている。年間を通して13℃くらいだそうだ。周りでは子どもたちも足だけ浸かって、楽しそうに遊んでいた。

⚠️ 神社の犬の決まりは変わりやすいところだと思うので、行かれる方はそのときに確認してください。

蛭ヶ島公園——頼朝と政子の、梛の葉の縁結び

これも夫の希望で寄った。源頼朝が流されていた場所だ。

蛭ヶ島公園の頼朝と政子の像
夫が見たいと言った流刑地

屋外の公園なので、犬と一緒に歩ける。

景色を見ながら、夫がこう言った。

この景色を頼朝もみていたんやなぁ。山はあの頃と変わってないはずやから、この山をみてたんや。どんな風に思ってみてたんやろう。

建物は変わっても、山は変わらない。そう言われて、私も同じ山を見上げた。

私はまったく知識がなかったので、夫から北条政子の話を聞いて「結局この人は、男を見る目があったってこと?」と聞いた。夫は「そういう事になるんかなー」と言っていた。

蛭ヶ島公園の「頼朝と政子 梛の葉の縁結び」の説明碑
「頼朝と政子(梛の葉の縁結び)」の碑

でも碑を読んだら、もう少し違う話だった。

父の時政が政子を別の人に嫁がせようとしたとき、政子は祝言の晩に屋敷を脱け出して、伊豆山権現に逃げ込んだのだそうだ。そこには僧兵が大勢いたので手出しができず、政子の手紙を受け取った頼朝が伊豆山へ行って、権現の保護のもとで夫婦になれた。

見る目があった、というより、自分で決めて逃げた人だったのだと思う。

夫は歴史が好きで、大河ドラマをよく見ている。私も一緒に見ているのだけれど、昔の女性の扱いに、げんなりすることがよくある。

親のために嫁がされたり、再婚させられたり。自分の意志で動けないで、動かされていく。それを見ているのが、どうしても嫌になる。

でもこの碑を読んで、こんな女性もいたんだと思った。祝言の晩に、自分で決めて逃げた人がいたのだ。

同じ場所で、夫は変わらない山を見ていて、私は自分で決めた女の人のことを考えていた。そういうのも、悪くないなと思った。

そして碑には、こんなことも書いてあった。梛(なぎ)の葉を鏡の裏に入れてお守りにすると願いがかなうとされて、江戸時代の娘たちのあこがれとして流行したのだそうだ。

食べたもの、食べ損ねたもの

富士宮やきそば
富士宮やきそば。油かすと粉の鰹節が入る

浅間大社の近くで富士宮やきそばを食べた。夫が「B級グルメでは有名だから食べてみたい」と言うので。普通の焼きそばとの違いは、油かすと、粉の鰹節がかかっていることみたいだ。

高速道路のサービスエリアで食べたワサビとろろそば
食べ損ねたワサビ丼のかわりに、ワサビとろろそば

本当は天城でワサビ丼が食べたかった。孤独のグルメの五郎さんが食べていたので興味があったのだけれど、うまくタイミングが合わなかった。なので帰りに高速でワサビとろろそばを食べた。

今回はほぼ自炊だったので、外で食べるチャンスがあまりなかった。そのかわり、次の教室で使う静岡の発酵食品をいろいろ買って楽しんだ。最終日に葉ワサビも買えたので、料理してみるつもりだ。

中型犬3匹で分かった、5つのこと

  • リードは一人が一匹ずつ持つ。一人で何匹も持つと横に広がって道の場所を取る。それは犬ファーストの歩き方になってしまう
  • 時間帯をずらすと、同じ場所が別の場所になる。早朝なら人がいないし、地面も熱くない
  • 犬用メニューがあっても、旅先では頼まないという選択もある。旅行中は食べるものが変わって犬も緊張しているので、お腹を壊すことがある
  • マナーベルトは、見た目で意思が伝わる。「させない」と思っているだけでは、周りには分からない
  • 屋外の公園・道の駅・テラスのあるカフェは、中型犬でも入れることが多い。建物の中を前提にすると選べなくなる

泊まったところも、犬と入れた

泊まったのは河津七滝オートキャンプ場のコテージ。全施設ペットOKで、犬は1匹1泊330円だった。2泊なので、3匹で1,980円。

▷ 泊まった施設のこと → 伊豆・河津七滝オートキャンプ場|子連れ・犬連れで泊まった、ベランダ源泉かけ流しのコテージ

▷ そこで過ごした2泊3日 → 2泊3日でお風呂に16回|部屋に温泉がある宿で、はじめての湯治

全部、犬と一緒に入れた

浄蓮の滝、道の駅、カフェ、神社、公園、キャンプ場。今回行ったところは全部、犬と一緒に入れた。

中型犬3匹だと、行きたい場所を諦めることのほうが多い。だからこれは、私にとって珍しい旅だった。

伊豆は、犬連れに向いている土地なのかもしれない。

⚠️ 最後にもう一度。犬の決まりは変わります。禁止になったあとに読まれると、その場所に迷惑がかかってしまうので、出かける前にそれぞれで確認してください。

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