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温泉とからだの記録|更年期の始まり

からだと暮らし

体が自分で温まり直す感覚にであうまで

冷えだけじゃなかった。体と心がバラバラになる感覚

冷えが一番つらかったのですが今思うとしんどさはそれだけではありませんでした。

急に起こる、ホットフラッシュと汗

急にカーッとホットフラッシュが起きて汗をかくことがありました。

それは人前の時もあれば一人の時もあります。

一人の時なら正直どうにでもなります。

着替えればいいしシャワーを浴びることもできる。

だから一人の時はそこまで気になりませんでしたが人前だと違います。

顔や首、背中から汗がダラダラと流れてきて頭の中では「今は困る」

その気持ちでいっぱいになります。

タオルでそっと押さえても追いつかず周りの反応も気にしてしまう。

それだけでも心がどっと疲れてしまいました。

汗をかいていること自体も気になる。

同時に「汗の匂い大丈夫かな」「体臭きつくなっていないかな」

そんなことも同じくらい気になっていました。

やっと汗が引いたと思ったら今度はその汗が冷えて、体が冷え切ってしまう。

ホットフラッシュから冷えて、またしんどくなる。

その繰り返しでした。

動悸が増えていく不安

動悸もありました。

最初は「これが動悸か」と思うくらいだったのが、だんだん頻繁になってくると

「大丈夫かな」

「心臓の病気じゃないかな」

と不安になります。

ドキドキと大きな心臓の音を感じるとこの音が急に消えてしまうんじゃないか、

ふとそんな不安が浮かぶこともありました。

睡眠が崩れていった

睡眠も変わりました。

寝つきはわるくないのに夜中に目が覚める。

急に体が熱くなって、そこから数時間眠れない。

眠れない夜が続くとそれだけで気力が奪われていきます。

楽しそうな人のSNSをみるのが何故かとてもつらく感じる日もありました。

これくらい大丈夫と思っていた頃

動悸は最初とても小さなものでした。

胸の奥でドキドキと、いつもより少しだけ存在感のある音を感じる。

それが数分くらい続く。

これが動悸なのかな。

年齢的におきるって聞くし、これがそうなのかもしれない。

そんな風に思いながら作業の手を止めることなく過ごしていました。

たいして怖さを感じることもなく、心臓の違和感を

「更年期がきたか」

それくらいの軽さで受け流していたと思います。

受け流せなくなっていく体のサイン

でも少しずつ回数が増えてきました。

「最近ふえてきたな」と感じた頃にはドキドキがドクドクという音に変わっていって、

自分でも大きな音で響くように感じはじめました。

そうなってくると不安も一緒に大きくなってきます。

家族からは「気になるなら病院に行ったほうがいいよ」と言われました。

頭ではその通りだと思うのに、もともと怖がりで病院が苦手な事もあって、

どうしても受診する気持ちになれませんでした。

もし大きな病気だったらどうしよう。

病気と言われるのが怖くて結局、不安を抱えたまま時間だけが過ぎていきました。

今思えば行かなかったから余計に不安が膨らんだのかもしれません。

でも当時はそれが精いっぱいでした。

夜になると限界がはっきりみえた

夜は全然が目がもたず用事を済ませたら早く布団に入りたいと思っていました。

私は朝が早い生活なので21時半頃には布団に入り4時頃に起きる毎日です。

布団に入ると10分もしないうちに眠れていた、というより一瞬で意識を失うように眠ってしまっていました。

それだけ体も気力も限界だったのだと思います。

でも夜中の1時ごろに目が覚めてしまいます。

目が覚めると汗を沢山かいている。

体がカーッと熱くなっていて布団の中が不快でそこからなかなか寝つけません。

そんな時、動悸を感じることもありました。

ドキドキと心臓が早く動いているのがわかって、それで余計に目が冴えてしう。

一度目が覚めると2時間近く眠れないこともありました。

ひどい時はやっと寝たと思った30分後にまた目が覚める。

それを何度も繰り返す夜もありました。

気力が失われていく感覚

朝起きても体は重くだるさが抜けないまま、ボーっとした状態で一日を過ごす。

そんな日が増えていました。

そのぼんやりした様子を家族や友人に心配されたこともあります。

夜中に暑くて目が覚めて汗だくになっていると「これも更年期なんだろうな」と思う反面、

以前読んだガンの体験記に「異常な寝汗が続いていた」と書いてあった事を思い出し、また不安になることもありました。

気力がどんどん落ちてくると

「このまま大病になるのかもしれない」

そんな恐怖はあるのに頑張ろうという力が出てきません。

次第に諦めのような気持ちが入り込み、ただ嘆いてため息をつくだけの日も増えていきました。

何も変えられなかったあの頃

もともとの私は好奇心が強くて、気になったことは自分で体感しないと気が済まないタイプです。

でもその頃はそんな好奇心さえ湧いてこなくなっていました。

病気や死への怖さは感じているのに何かを変えようという前向きな気持ちがどうしても出てこなかったのです。

そんな状態のまま私はある温泉へ向かうことになります。

その時はそれが自分の体との付き合い方を見直すきっかけになるなんて思ってもいませんでした。

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