この温泉は友人に「熱いお風呂がめちゃくちゃ気持ちいいから行ってみて」と勧められて行った温泉。
当時の私は熱いお風呂にそれほど興味があったわけではない。でも友人があんまり「気持ちいい」と繰り返すので興味がわいて行ってみることにした。
正直ここの泉質がそんなにいいものだとも知らず、ただ勧められたから行っただけ。でも行ってみたら思いのほかいいお湯だった。
「グリーンホテル」という名前のとおり白とグリーンの外装のさわやかなホテルだ。
ジンジンするあつ湯に、「おぉ〜!」
室内にはお風呂が二つ。ちょうどいい温度の大きなお風呂と、熱いお湯の少し小さめのお風呂。行ったのは春でそこまで体が冷えている季節ではなかった。
まずは体を洗って、あつ湯のほうに入ってみた。……ジンジンする熱さ。これは、前に書いた湊山温泉の、あの熱いお湯に通じるものがある! ここまで熱いお湯はなかなかないので、思わず「おぉ〜!」と声が出た。
熱いので長くは入っていられない。しっかり温まったら外の露天へ出てみる。
露天へ向かう道も外気が気持ちいい
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手前に丸いお風呂があって、長い階段を下りていくと大きな露天風呂がある。
あつ湯で火照った体に外の空気が気持ちいい。露天に行くまでの道のりも、ひんやりして気持ちよかった。
水風呂がないのでゆっくり熱を逃がす
しっかりあつ湯で温まっていたので露天では肩まで浸からず、熱を逃がしながら入った。ここには水風呂がないので急に体を冷やすことはできない。
だから半身浴のようにしてゆっくり入った。手前の丸いお風呂もぬるいというほど低くなくて、ちょうどいい適温(41℃ほど)だった。
それなりにたくさんの人が来ていたけれど、広いお風呂なので圧迫感もなくゆっくり入れる。景色がすごくよくて自然を見ながらのんびりできた。
ゆっくり“あつ湯”を楽しむ入り方
ゆっくり熱を逃がしながら入って体が冷めたら、またあつ湯へ。あつ湯で体温が上がりすぎたらシャワーで水を浴びてから外の露天へ。
ここではハードな入り方はせずに、ゆっくりあつ湯を楽しむ入り方をした。水風呂がないぶんのんびり熱を抜いていく感じがこの温泉には合っている。
飲める温泉も、少しだけ
外には飲める温泉(飲泉)もあって少しだけいただいた。「たくさん飲まないでね」というような注意書き(1日2杯まで)があったので書いてある通りの量を、一回だけ。味はそこまで癖はなかったと思う。
この飲泉のお湯も同じこの温泉。ラドンを含むお湯なので飲泉にもラドンは含まれていると思う。ただラドンは気体で時間がたつと抜けていく。だから「新鮮なうちに、少しだけ」というのは理にかなっている。(ラドンをしっかり取り込みたいなら、やっぱり湯気を吸うほうが効率的だ。)
知らずに入ったけど実はすごいお湯だった
あとで知ったのだけれど、ここはなかなかすごい温泉だった。
泉質は「アルカリ性単純温泉」でやわらかい“美肌の湯”。しかも、ラドンを含んでいる。そして敷地内に自家源泉が三つもあって(全国でも珍しいそう)、全部、加水なしの源泉かけ流し。あの「ジンジンするあつ湯」は、45℃を超える源泉をそのまま使っているからだった。道理で熱いはずだ。
勧められるまま何も知らずに入っていたけれど、こんないいお湯だったとは。友人に感謝だ。
ラドンを含む温泉なので遠方から来る方はぜひ宿泊して何度も入ってほしい。ここのお風呂は熱いので、一日に何回かに分けて入るほうが合うと思う。だから泊まってゆっくり何度も入るのが特にいい。
私は春に行ったけれど真冬の寒い時期のあつ湯は、きっともっと気持ちいいだろうなと思う。次は真冬の寒い日に行ってあつ湯と露天を交互に楽しんでみたい。
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▷ こんなふうに連泊で温泉を巡っています → 温泉の連泊、どう過ごすか|湯めぐりと湯治は別だった。私の3つの型
施設情報:湯の山温泉 グリーンホテル(三重県菰野町)
泉質:アルカリ性単純温泉(ラドンを含む・美肌の湯)
特徴:敷地内に自家源泉が3つ、すべて加水なしの源泉かけ流し。3号泉は約45.2℃のあつ湯。屋内大浴場・大露天風呂・庭園露天・源泉風呂・飲める温泉あり。水風呂はなし。
※この記事は個人の体験・感想をもとにしています。温泉の効果・効能には諸説あり、感じ方には個人差があります。飲泉や入浴は、施設の案内(飲泉は1日2杯までなど)に従ってください。
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施設データ
- 場所:三重県菰野町千草(湯の山温泉)
- 泉質:アルカリ性ラジウム泉。自家源泉が2本あって、地下1,300メートルから湧いている
- 源泉温度:45.2℃。湧出量は毎分500リットル
- 似ているお湯:京都の不動温泉と同じラジウム(ラドン)の系統。ただし不動温泉は冷鉱泉なので温めないと入れないのに対して、こちらは45.2℃で湧くのでそのまま入れる。滋賀の蒲生野の湯も弱いラジウムを含むので、この系統は3か所目。同じ湯の山温泉のエリアにあるアクアイグニス片岡温泉は「単純温泉」で、泉質が違う
- 色:未確認。庭園の露天風呂には天然の湯の花が舞うと紹介されている
- 香り:未確認
- 加水:なし。濃度100%の源泉
- 加温:不要(45.2℃で湧くため)
- 循環ろ過:なし。浴槽からあふれさせるかけ流し
- 消毒:未確認
- 浴槽:源泉風呂/大浴場「翡翠の湯」/大露天「和みの湯」/庭園露天「癒しの湯」。2種類の源泉をそれぞれかけ流しで使っている
- 飲泉:できる(飲泉できる温泉は限られているので、これは貴重)
- 水風呂・サウナ:未確認
- 浴槽の深さ:未確認
- 日帰り料金:大人700円/子ども400円(税込)
- 日帰りの時間:10時〜19時30分(最終受付18時30分)。毎週金曜が定休(宿泊は年中営業)
- アメニティ:未確認
- 駐車場:未確認
- 犬:未確認
※2026年8月に調べたものです。料金や設備は変わることがあるので、おでかけ前に公式サイトでご確認ください。「未確認」は、次に行ったときに現地で確かめます。

